内容/この本は、中国東北遼東半島・大連で生まれた中国人KANさんが、小学校、中学、 大学予科、本科何れも日本人の学校を卒業、このため、終戦後中国共産党の追求を受けるこ とになり、逮捕される寸前に、奉天(瀋陽)、安東(丹東) 瀋陽、錦州、北京、天津と逃れ、友人に助けられて台湾に渡り二十余年を経て、民間会社に て、仕事の実績を買われて、シンガポールの永住権次いで市民権を得て、今はかって追われ た中国に、台湾資本の製粉工場を立ち上げるべく奮闘するようになる。そのKANさんの手記を、 旅順工科大学の同窓生が口述を筆記して上梓に至ったもの。